コミュの仕立て屋さん ~表現のお直し 承ります~

「ナイス表現!」とかを拾っていったり考えたりするブログ

想いが伝わるまでに3つの課題があると思う

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ちょうど1年前、wordやExcelが使用目的のノートパソコンの動作が鈍くなってきたので、ライトユーザーのわたしが新しいノートPCを買いに行ったときの話です。

 

 

 

わたしはパソコンが詳しい訳ではなく、どんなパソコンが自分に合うのかもよくわからないので、とりあえず秋葉原の家電量販店に行っていろいろ見てみようと思いました。

 

 

1件目 

いまでもはっきりと覚えているのですが「すいません、パソコンが欲しくて…」と話かけたところ

 

 

 

「はっ?」

 

 

 

と聞き返されました。

 

 

 

時々いませんか?聞きとれなくて聞き返すのは仕方ないとしても、そんな返事をする必要はないだろう、と思わんばかりの対応をする人。

 

 

 

わたし、コミュニケーションそのものは好きなのですが、はじめましての人と会話をするのはすごい苦手なので、これだけでもう買わない原因のできあがりです。

 

 

 

 

 

2件目

このお店での問題は「私の話を聞いてくれない」人がいました。パソコンの用途はわかっているので、まあ高くても5万前後くらいだろうと考えていたのですが、ここの人は「これが売れ筋なんですよ!」と12万のPCを勧めてきたんです。

 

 

 

予算を伝えないわたしも悪かったな、と改めその旨伝えたところ、なんとそれでも12万円のパソコンの性能を語り続ける店員さん。わたしにillustratorがサクサク動かせるくらいの容量のスゴさを話してもらっても何も響かない…。そもそもわたしが欲しいのデスクトップじゃないし…。

「ダメだ、話が通じない」と悟り、このお店を去りました。

 

 

 

 

 

 

そして3件目

定員さんの苗字が「次郎丸」という男性で、語呂が強烈なものの、見た目は押しが強くなさそうで、決して爽やかさが伝わるような愛想があるわけではなく、どちらかと言うと、はにかむとちょっとかわいく見える系。つまり第一印象が悪い訳ではない。

 

パソコンの用途を伝えたところ、時折「ふーむ」と思案している様子を見せてくれながら、彼は私に合うパソコンということで、タブレットPCを紹介してくれました。

 

確かに持ち運び前提なので小さくて軽い方が助かるし、officeが使える程度の容量があればOK。家電量販店で買ったのですが、32,000円と安い!無敵か!

 

 

そうして手に入れたのが今の愛機、マウスコンピューターの「MW1001」。

 

 

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※今は型落ちしてしまって販売はしていないそうですが、最新のが出ているようです↑ 

 

 

 

 

何より、どんなに性能が良くても紹介してくれた次郎丸さんが素敵な人だったからパソコンの良さが伝わったと思うんです。次郎丸さんありがとう、の意味を込めて即、購入しました。

 

 

 

 

伝えるって難しいね

さて、ここまでがわたしの思い出なのですが、思うに「伝え手」、ここで言うところの次郎丸さんは、わたしが商品購入を踏み切るために、3つの問題を取り除かないといけないと思うのです。

 

 

 

 

1つ目:「第一心象の問題」

パソコンの話を聞く以前に気になるところ、例えば

・なんかクサイ。肩にフケが乗ってる。

・足を組んでて偉そう

・服装が似合っていればまだしも奇抜すぎる。黒スーツに黒シャツの学習塾運営者とかヒロシか。

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「人は見た目が9割」という本が流行にもなった通り、第一印象が与える効果は大きいはずで、ここでアウトになる営業マンも多いのではないでしょうか。ちなみにわたしはここが非常に気になります。

 

 

 

2つ目:話のまとめ方の問題

例えば、お客さんはどんなパソコンが欲しいのかなどわからないので、とにかくいろんなことを話し出すと思います。

 

もちろん、順序立てて話をしてくれることはないので、散らばった意見を要約する力が求められる。

 

ここが疎かになると「今売れ筋だから」と買いたい根拠になっていそうでなっていないセールストークを展開せざるを得ないかもしれません。

 

 

 

3つ目:話し方・伝え方の問題

ライバル企業のA製品のデメリットだけを吸い上げて自社のB製品の価値を上げようとすることを「ネガティブキャンペーン」と言うのですが、仮にこれでB製品を買っても、なんかしこりが残りますよね。

 

 

「声がキレイではないから相手に話が伝わらない」とか「話の段取りが良くない」などの悩みもあると思います。確かにここには多少の技術が必要だと思うのですが、大抵の場合1と2の問題を解消すると道が開けることが多いように感じます。

 

 

わたし、学習塾のスタッフに塾の魅力を伝える営業指導ののような仕事もしているのですが(極力イヤだけど)大抵は2の問題を改善するだけで、目に見えて実績が出すスタッフがいます。

 

 

 

以上、3つをクリアすることで、ようやく「伝わる!」のかなと思うのですが、こうしてみると、自然とこんなに複雑な工程を処理できれば、そりゃあ就活でコミュニケーション能力が高い学生は評価されるよね、と納得です。

 

 

一番の問題は「どうして、わたしの話は伝わらないのだろう」と考えても、自分自身ではこの3つのうちのどこが問題なのかわからないことだし、そのせいで対策の立て方がわからないことだと思うんです。

 

 

海外では大物政治家はスピーチの練習をするために、コミュニケーションのプロにお願いをして伝え方の勉強をしている一方、日本にはコミュニケーションのプロがほぼ不在に近い状態で、その他の国に後れを取っています。

 

 

 

全日本人がコミュニケーションスキルを標準装備できれば、日本は新しい価値の発見が続く毎日になり、とても面白い国なるのではないかなと思う今日この頃でございます。