コミュの仕立て屋さん ~表現のお直し 承ります~

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ついこないだまで女子高生をやっていた大学生が考える「家族」論

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仕事柄、高校生とも大学生とも接点が多い学習塾。

 

このお話は、とある一人の女の子が受験の時に家族のことについて感じたことです。

 

 

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高校生といえば、

 

部活忙しすぎじゃない?勉強はちゃんとしてるの?


進路のことは考えてるの?塾はどうするの?

 

何時に帰ってくるの?誰といるの?

 

彼氏彼女はできたの?友達はどんな子なの?

 

 

親から実に様々な細かいことの質問攻めにあったような気がします。

 

こうして書いてみるとすごく親が過干渉に見える。


でもよくよく考えてみれば、前に比べて自分から言わなくなったからなんだな、と。

 

中学生の頃は親に色々報告してたな、と。

 

 

では、なんで高校生になったら、言わなくなってしまったんだったか??

 

「うっとうしい」

 

「ほっといて」

 

…本当にそれだけ?

 

 

「うちの子は思春期だから仕方ないわね~」

…!!!

 

違う違う違う!
その一言で片づけないで!と、叫びたくなります。なぜなら、色々報告しなくなった1番の理由は多分、こんな気持ちだったから。

 

 

「親から自立してるんだなって思われる方がかっこいいな」

 

「あの子過保護に育てられてんのかなって思われるのは恥ずかしいな」

 

 

 

だからこんな気持ちの時に「思春期=まだ青い子供」で形容されてしまうと、なんだかプライド傷つくし、へし折られたみたいな気持ちになります。

 

 

「私だってもう高校生なんだよ?!」

 

 

こんなセリフだって叫べてしまいます。

 

 

こんな考えこそ1番自立できていない証拠だと今なら思うんだけれども。

 

でもこんなプライドのためだけに、わざと親に冷たい態度をとっちゃう時代でした。

 

「そういう背伸びこそ「思春期」って言うんだぞ」

 

 

そう言って大人に諭されたらぐぅの音も出ないんだけれども。

 

要は、「子ども扱いしないで!」って気持ちが強いのです。

 

具体的にどうしてほしいのかは、もう少し後で言わせてください。

 

 

ところで、今まで書いてたのは「自分を語りたがらない系高校生」の話でしたが、こんなケースもありましょう。

 

 

親「芸術系の大学なんてやめて、法とか経済とかの潰しがきくところに進みなさい。」

 

子「なんでそんなこと決めつけるの!?私のこと何にも分かってない!!」

 

あくまでも例です。

 

 

つまりは「コミュニケーションをうまくとれない系高校生」の話です。

 

思春期って言うよりは、反抗期って言葉がしっくりくる感じ。

 

親の考えはわかりやすく「堅実な大学に行って、堅実に就職してほしい」ですよね。

ここには親なりの子供に安泰な将来を、って考えがあるんだろう。

 

でも彼女には彼女なりの真っ当な考えがあって、芸術系の大学に行きたいと主張しているのです。決してただの反発心からだけではないんです。

 

 

自分には会社でパソコンと向かい合ってるより絵と向き合ってた方が向いていると思っているのかもしれない。

 

映画のエンドロールに名前が載せるのが夢で、なんでもいいから取っ掛かりをつかもうと思ったのかもしれない。

 

大学では今までとは全然違う方向に漠然と行ってみたいと思ったのかもしれない。

これは完璧なる意見の相違。

 

どうして彼女は自分の考えを言わないで、反抗期モードになって叫んでしまうのか??

 

 

ずばり、家族だから。

 

 

「家族だから」という理由で自分の考えをしっかり説明することを怠るから、つまり「家族なんだから察してくれるだろう」と甘えがでてしまうから。同時に「なんで家族なのに、私の考えを理解できないの?!」って悲しくなることもある。

 

 

都合のいい時だけ家族を理由にしてごめんなさいって感じがします。

 

 

ここでどうしてほしいのかもこのあとお話しします。

 

言いたいのは、「私たちだって考えてるんだ!」ということ。

 

 

 

 

長々と恥ずかしくて見ていられないような高校生を示しましたが、

 

この二つを言いたいがためです。

 

 

「子供扱いしないで!」

 

「私たちには全然違う考えがあることを知って!」

 

ちょっと大げさに言えばこれって

 

「もっと一人前として認めて!」

 

って気持ちがものすごく主張してたんです。

 

そこで一気に飛躍して私の結論、すなわち家族には「こうあってほしい」を先に言ってしまいます。

 

 

「家族は1番身近な他人」

 

 

他人って言うと、家族とは正反対の言葉ですが。あくまでも、スタンスと距離感を示すために使います。

 

 

まず大前提として、考え方が違うのは必然。

 

 

高校生の常識はきっと想像のはるかかなた違っています。

くだらない話題でLINE100件とか、Twitterで入学前にコミュニティが出来るだとか。

こんなことは直接の理由にはならないけど、年代と年齢によって、かなり大きなギャッ

プがあるはず。

 

どんだけくだらない考えでも、ふざけた常識でも、それを否定されたらもう道はシャッ

トアウト。

 

対等の立場で、むしろいったん降りてきてもらって、とりあえず1回、耳を傾けてくれ

る姿勢がほしいんです。

 

 

他人距離感で一番大事なのは、話してくるまで突っ込まないこと。

家族だから、色々気になって心配したり、踏み込んでしまったりするんだろうけど、

他人だったら、あちらから開かない限りは入っていくことはないですよね。

 

一番身近って部分が大事です。赤の他人には気軽に話しかけられないけれど、そこは今までの自分の成長を知っている、という楽さが、ちょっと気が向いたときに言ってみようかなって気分になることがある。

 

絶対自分とは違う考えを持っている人が家にいるって、よくよく考えたら貴重なこと。

 

 

「あなたがこう考えていることは分かった。ちなみに私だったらこう考える。」

 

 

こう言ってもらえれば、自分の考えはとりあえず飲み込んでもらえた、違う意見を押し

 

付けないで提示してもらった。と思える。

 

一人前に自分の考えを伝えた、と思える。

 

 

つまりは、「対等に相談事に乗ってやる心持ち」「相談にくるまで見守る根気」これがほしいです。

 

 

 

こんだけ書いてて精神論で終わってしまっているような感がぬぐえません。

 

これだけではうまくいくわけがない。

 

特に私が一番そう思うのは「父と娘」。

 

親子不仲の王道な感じ。

 

次の機会には、ここのペアのリアルが書きたいな、と思っています。