コミュの仕立て屋さん ~表現のお直し 承ります~

「ナイス表現!」とかを拾っていったり考えたりするブログ

【その後】逆に聞きたい あなたが専業主婦(夫)を選んだ理由

以前、うちの妻が滅入っているという話を書いてから、ついに妻は出社前に泣き出すのが日課になった。

 

 

どちらかというと妻の方に踏ん切りがついていない。

まだ自分でもやれることがあるんじゃないか、会社が落ち着いたら働きやすくなるんじゃないか、と前向きに考えている。

 

 

わたしは、すぐに妻に会社を辞めることを切り出した。

たぶん、今の妻に重大な決断はできない。誰かがその決断をしてあげない限り、期待できない状況の好転化をただひたすら待つしか方法はない。これは世間でいう奇跡という代物だ。

 

 

その決断は夫であるわたしがするべきだろう。

やり方は心得ている。わたしも3年前に今の妻と同じ状況になったことがあり、わたし自身、妻にしてもらったことを、いまの妻にそのままお返しをしてあげる時なのだろう。

 

 

 

…大学受験の予備校運営をする前に2ヶ月だけ広告代理店にいたことがある。

 

 

2ヶ月あれば人は変わる。

良い意味でも悪い意味でも。

そんなことを知った貴重な機会だった。

 でも、私には辞める決断をできるわけがなかった。

 

 

まず、短期間で辞めた人間に再就職は厳しいという噂が怖かった(結果、そんな噂は事実ではなかったし、むしろ自分の働き方を見つめ直した良い機会になった)。

 

 

そして、妻との挙式を3ヶ月後に控えていた。式で「新郎は失業中でございまして…」と、司会はそんなことを口にしないとしても胸を張って最後まで式に出られる自信がない。

 

 

なにより、もう少し仕事を覚えたらもっと頑張れるんじゃないか、となぜかそういう時に限って楽になる選択肢を選ぼうとしないのが人間の不思議なところだ。

 

 

妻があのときに「もう、辞めよう」と言ってくれたから今の私がいる。

 

 

生活はどうにかなるだろう。足るを知ればなんとかなるはず。

 

 

良く考えてみたら、わざわざ住みづらい東京にしがみつかないで、家賃の安い地方に転勤になっても良いんじゃないだろうか。妻は幼少期をスイスのチューリヒで過ごしており、時間の流れがゆっくりしたところで生活をしたい、とよく言っている。

 

 

ちょっと会社に転勤希望を出してみようかな、と思う、これまた帰りの電車の中。