コミュの仕立て屋さん ~表現のお直し 承ります~

「ナイス表現!」とかを拾っていったり考えたりするブログ

「消化」や「躾」という言葉に良い印象を感じないのはわたしだけだろうか?

消化(しょうか、英: digestion)とは、生物が摂取した物質を分解処理して利用可能な栄養素にする過程のことである。 消化は、生体の体内や体外、細胞内または細胞外、機械的に破砕する物理的手段やコロイド・分子レベルまで分解する化学的手段などがあり、消化器ごとにも分類される。

 

転じて、とりあえず行うことを最優先とする様子を指すのが「消化」という言葉の意味だと思います。
例)消化試合 例)やっと夏休みの宿題を消化できた!
 
 
ということは、わたしたちは日常会話で使う「消化」には良いイメージはない、ということを潜在的に感じとっているはずなんです。
 
 
わたしの塾では、授業が終わるたびに小テストがあり、その小テストが単元ごとにまとまった中くらいの小テスト(以下、中テスト)もあります。正直、小テストで点数が悪いのは事件ではないです。小テストで間違っているところは、最優先に復習として見直さないといけないポイントであり、その復習が正しかったのかを確かめるのが中テストの役割。むしろ満点が続いていく方が、なまじ記憶力が良いことを頼みにしている可能性もあるので怖いです。
 
 
で、この中テスト。
実施日を自分で決められるのがポイント。強制力があるわけでもないので、大半の生徒はテストをためがちになります。すると、われわれスタッフも気を抜くと「消化しないといけない」という観念にすり替わってしまい、消化という言葉が出てきてしまいます。
 
 
すると、生徒も知らずのうちに「やればいいんだ」になってしまい、勉強で大切な積み上げる努力の価値が薄れてしまいます。
 
 
こういうときに、サービスの提供側が普段どんな思いで仕事をしているのか、というのが出てくるんだと思います。こればっかりは対策は無い。普段から仕事の細部に理念があるのか、を考えないといけないな、と感じています。
 
 
 
同じように「躾」と言われたら何を思い出しますか?
しつけ
【仕付け・
 
  1. 1.
    礼儀・作法を教え込むこと。
     「―のいい家庭」
  2. 2.
    裁縫で縫目が狂わないように、仮にざっと縫いつけておくこと。また、その糸。
 
 
 
ウィキペディアの見解は以下の通りです。
改めて見ると「身」を「美しく」すると書くくらい素敵な言葉なのは理解できます。が、わたしは最近の「躾」は人間を対象としていないと思っていて、「しつけ」と言われたら、犬にお作法を仕込むようなイメージです。こう感じるのはわたしだけなのかな…。
 
 
 
例文で「しつけのいい家庭」とありますが、それなら「教育が行き届いた家庭」の方が印象に柔らかさを覚えますし、わたしが親だとして言われたら嬉しいのは後者です。「おたくのお子さんはしつけがしっかりしていて羨ましい」と言われたらちょっと複雑…。
 
 
 
まとめ:言葉に性格を持たせたら、と考えると変な言葉を選ぶことは少なくなる、と思っています。